こんにちは!ひだまり歯科です!

「洗口剤」ってご存知ですか?口臭や虫歯・歯周病の予防におすすめされているもので、細菌の抑制を促すものです。

液体をお口に含み、ぶくぶくうがいをして使うものなのですが、近頃CMなどで「マウスウォッシュ」「液体歯磨き」などなど耳にする機会が増えたので使ったことがある方も多いと思います。

実はその「洗口剤」にはいくつか種類があり、使い方もちょっとずつ違うんです!今日は大まかな種類の解説と、使い方をご紹介したいと思います。

 

①デンタルリンス…所謂「液体歯磨き」と呼ばれるものです。

成分表示に「液体歯磨」と記載されており、歯ブラシの前に使うものです。食後の歯磨きの前にこれを使い、それからペーストの歯磨き粉を使用し歯磨きをすると効果が発揮されるものとなっています。ペーストを使用せずとも、液体歯磨のみでブラッシングをしても効果はあります。

アルコールが含まれているのものもありますので、お口の乾燥が気になる方や低刺激をお求めの方はアルコールが含まれていないものを選ぶようにしましょう。

 

②含嗽剤…うがい薬として使用できるものです。医師や歯科医師の処方が必要になります。

歯磨き後、しばらく時間を空けてから使用するものです。歯磨きの直後に使用するよりも、時間を置いて歯磨き粉の成分を浸透させてから使用する方が効果的です。

歯磨き後だけでなく、起床後直後や帰宅直後などに使うのもおすすめです。ただ、1日に10回20回使ってしまうなどあまり頻回にならないようにしましょう。1日数回すれば良いので、過度なやりすぎに注意です!

 

②洗口液…市販で購入できるうがい薬のようなものです。「マウスウォッシュ」と呼ばれることが多いです。

含嗽剤と同じく、歯磨き後しばらく時間を空けて使用すると効果的です。こちらは薬局やスーパーなどで手軽に購入できます。②の含嗽剤と同じく、1日に数回の使用で良いので、やりすぎには注意しましょう。

 

④フッ化ナトリウム洗口液…虫歯になりやすい方に使用していただきたい洗口液です。

虫歯予防に効果的なフッ化ナトリウムが配合されたもので、就寝前に使うと効果的です。夜寝ている時は唾液の分泌が減ってしまう為、細菌が繁殖し虫歯になりやすくなってしまいます。なので、ドライマウスの方やお子さんなど、虫歯リスクの高い方が使用すると良いです。

 

このように、「洗口剤」と言っても実は種類が違っているんです。

普段の歯磨きだけでなく、こういったものを併用するとより一層健康なお口になりますので、まだ使ったことのない方はぜひチャレンジしてみてくださいね!