こんにちは!ひだまり歯科です!
今回は、
『保湿剤』
についてご紹介したいと思います。
まず初めに「保湿剤」というものは、
口腔乾燥症(ドライマウス)などの乾燥に対する治療に使われるものです。
それだけではなく、要介護高齢者への口腔ケアでも用いることができる材料で、口腔内マッサージ(唾液腺マッサージ)の潤滑油としても使用できます。
保湿剤にはスプレータイプ・ジェルタイプ・洗口液タイプがあり、お口の乾燥具合や汚れ具合などで適切なものを選択します。
スプレータイプ
お口の中に直接噴霧し、舌で満遍なく伸ばして使います。液体状ですから保湿時間は少し短いですが、手軽に使えるところが便利です。流れがいいので、むせやすい方は控えた方が安心です。
口腔ケアで用いる場合には直接噴霧するのではなく、湿らせて固く絞ったスポンジブラシにスプレーして使用しましょう。乾いた痰や剥がれ落ちた粘膜にそっと塗布して少し時間を置き、柔らかくなってから清掃すると粘膜を傷つけることはありません。
ジェルタイプ
指でお口に塗り広げて使います。ねっとりとしたテクスチャーなので保湿時間は長めですが、乾燥が強すぎる場合は粘つく感じがあります。うがいなどをしてお口を潤してから使用すると違和感が少なくなります。程よい粘性と滑りの良さから、口腔内マッサージ時にはジェルタイプが合います。
口腔ケアで用いる場合は指で薄く塗り広げたり、程よく湿らせたスポンジブラシにジェルを含ませて使いましょう。大量に塗ってしまうと喉にボトっと落っこちてしまうことがありますので注意してください。
洗口液タイプ
アルコールの入っていない液体でブクブクうがいをして使用します。液体なので保湿時間は短いですが、ジェルタイプと合わせて使うと効果的です。乾燥具合が軽度で、お口に材料を塗るのが苦手な方にはこちらがおすすめです。
口腔ケアではスポンジブラシに含ませ絞ってから使用してください。流れが良いので、むせが心配な方には注意が必要です。
↓保湿剤を使用する上で気を付けていただきたいことがあります↓
保湿剤は重ね塗りしすぎると汚れがつきやすくなるので、新たに塗る時はお口の中をしっかり綺麗にしましょう。
保湿剤の表面に痰や汚れがついたまま塗り足すと、汚れを閉じ込めてしまいますので注意しましょう。
薬局などでも市販されているので、気になる方は探してみてくださいね!
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