こんにちは!ひだまり歯科です。

口腔ケア性肺炎とは、口腔ケアで掻き出された汚れや細菌が混ざった唾液を誤嚥して引き起こされる肺炎のことで、口腔ケア後にお口の中の汚れたものを徹底的にお口の外へ出しきれていないことが主な原因です。

スポンジブラシで汚染物を回収したり、ガーゼで汚染物を拭き取ったつもりでも実際には細菌が残っている可能性が高く、

汚れが残った状態で保湿剤を塗っている場合は、お口の中の細菌が逆に増えてしまう原因になっている事もあります。

 

防ぐためにはスポンジブラシやガーゼで拭い取るだけでなく、うがいができる方であればよくうがいをしてもらい汚れを外へ出しましょう。ぶくぶくうがいを6回すると、お口の中の細菌がしっかり洗い流せることが研究でわかっています。ぜひ行いましょう。

うがいができない方には、歯磨き後に吸引機などを用いてお水を吸いながら洗い流したりすると良いです。しかし、うがいができない方は誤嚥のリスクが高いので水の取り扱いには注意が必要です。

全ての方がうがいや吸引をできるわけではないので、そういった方の場合は取りこぼしがないか入念に確認したり、口腔ケアティッシュなどの潤いのあるガーゼで粘膜や舌・歯を丁寧に拭き上げるようにしましょう。