こんにちは!ひだまり歯科です!

普段何気なく使用しているコップが実は誤嚥しやすい形かもしれない、ということがあります。もちろんすべての方がそうだというわけではないのですが、ちょっとした知識として持っておくといつか役に立つときが来るかもしれませんので「そんなこともあるかー」程度で読んでみてくださいね。

一般社団法人TOUCHの舘村先生によると、飲み口が小さく高さのある夫婦湯呑みなどは誤嚥のリスクがあるそうです。

飲み口が小さい湯呑みの場合、最初のうちは湯呑みだけを傾ければ飲むことができるのですが、飲み進めていくと量が少なくなるため湯呑みの口が鼻に当たるようになります。そうすると今度は頭を後ろに傾けて飲む必要があるため、自然と頭が仰反るような姿勢になります。仰反るような姿勢になると喉が伸展し、「ごっくん」とする飲み込みの動きがしにくくなってしまい誤嚥しやすくなるのです。

飲み込むための動作が阻害される姿勢にならないようにしてあげる必要があります。

例えば、飲み口が大きいコップなんかは飲み物の量が減ってきてコップをかなり傾けても鼻に当たりにくいので仰反ることなく飲むことができます。よって喉元が伸び切らないため「ごっくん」とする動きがしにくくなることはないのです。

飲み口が小さい湯呑みなどを使っている方が、食事の最初は特にむせたりしないのに、途中から頭を後ろに大きく仰反るような動作をしてむせるようなことがあれば、一度飲み口の大きい湯呑みに変えてあげても良いかもしれません。

もちろん、これは正しい姿勢で飲んでいることが大前提ですよー!深く椅子に座れていなかったりテーブルが高すぎたりすると飲み込みにくい姿勢になってしまっているので、その辺からしっかり確認してあげることが重要です。今後、食べる時・飲み込むときの基本姿勢なんかもご紹介できればと思っています!