こんにちは!ひだまり歯科です。

今回は入れ歯のお手入れについてお伝えしたいと思います。

まず第一に、入れ歯は自分の歯や舌などと同じように汚れがつきます。ですからしっかりとブラシで磨いてあげなければなりません。ここが意外と大事でして、水で洗い流せばいいんじゃないの?と思われることも多いのですが、それだけでは汚れは落ちないのです!

しっかり清掃せずに放っておいてしまうと臭いの原因になったり、入れ歯に歯石や茶渋がついてしまったり、汚いまま使用し続けるとお口の中が炎症を起こしたりするなど、いいことは一つもありません。

お食事が終わった後や夜寝る前など、入れ歯を外すタイミングで「入れ歯ブラシ(義歯ブラシ)」を用いて、流水下(冷たい水やぬるま湯で!熱湯は変形の元になります!)でゴシゴシと磨いていきます。

このような形状のものが、入れ歯を洗う専用の「入れ歯ブラシ(義歯ブラシ)」と言います。ブラシの毛が硬めで、入れ歯の細かな部分に当たるようになっています。

ブラシの面積が広い方で大まかな部分を磨き、バネの部分や入れ歯内面の溝などを小さな方で磨くと効率よくきれいに出来ます。

この時に注意してほしいのが、研磨剤入りの歯磨き粉を使わない!ことです。

研磨剤が入っていると、ブラシで擦った時に見えない傷がついてしまうのです。そうするとその傷にバイキンが入り、そこで繁殖してしまう恐れがあります。そんな入れ歯をそのままお口に入れて使う…なんて考えただけでゾッとしてしまいますよね。ですから、研磨剤入りの歯磨き粉を入れ歯に使うのはやめましょう。

↑このような入れ歯専用の泡状の歯磨き剤もありますので、気になる方はそちらを使用してくださいね。

 

入れ歯をゴシゴシと洗い、お水でよく濯いだら基本的なお手入れは終了です。

そのほかに、スペシャルケアとしてお勧めしているのが1日1回・入れ歯洗浄剤での消毒です。

目に見える汚れは入れ歯ブラシでしっかり落とすことができるのですが、目に見えないレベルの汚れがあったり、お口の中にいる細菌が入れ歯にも住み着いてしまうこともよくありますから、そういったものを洗浄剤で消毒してきれいさっぱりにしてしまうのです。

洗浄剤での消毒は夜寝る前に行うと良いでしょう。洗浄剤につけるときは、さっきと同様にしっかりとブラシで磨いてからですよ!

汚れがついたままだと消毒の効果は薄れてしまいます。

コップや入れ歯ケースにお水を入れて、洗浄剤を一つ入れます。そしてきれいに洗った入れ歯を一晩つけるだけです。(熱湯は絶対にNGです!割れちゃいますよ!)

翌朝、入れ歯をよく濯いでから使用してください。

 

この方法を続けていければ、とっても清潔な入れ歯を保ち続けられると思います。

ご自身の入れ歯のお手入れはどうですか?

今回お伝えした内容で挑戦してみてくださいね〜!